講師使い捨てに反撃:西宮市で5年雇用限度廃止の勝利 

労基法で「無期か、更新可能な有期」と定められているのに、「最大何年・更新何回限り」とかの条件を付ける大学・高校などが後を絶たない。西宮市教委も、雇用契約や就業規則にさえ明記せず、採用時に手渡す別紙で「最大5年限り」と、労働者に通告していた。
これは特に、外国人講師(ALT)を対象にしており、ゼネラルユニオンが団交でその理由を問いただしたところ、市教委は「授業がマンネリ化する。フレッシュな先生がよい。永く働くと、日本語が上手になって都合が悪い」などの、差別そのものの反論すら吐いた。これには「日本人の英語の先生が、英語を話せないので、授業の打ち合わせを日本語でしている実態を知っているのか」とも抗議され、市教委も頭を下げるしかなかった。

 

この構造的なALT問題へのユニオンの激しい抗議を市教委にぶつけ団体交渉を重ねるうち、以下の勝利協定が実現した。「これまでALTに伝えてきた雇用契約更新回数については、これを改め、各ALTについて、採用時以降、契約書と労基法に基づいて取り扱うこととします」合意となった。
この雇用限度問題は、ユニオンにとって永年の懸案であり、大きな風穴があいた成果となった。今後各地で隠然と横行している同様の悪質慣行を摘発し、撤回させていく共闘ネットを拡大していきたい。

 

 

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