薫英女学院の教師達がコンピュータと賃上げを勝ち取る

まずはコンピュータのことから。そう、コンピュータである。ピカピカの新しいMacが4台、組合員用に届けられた。何年もの間コンピュータを自分で用意しなければならなかった末に、である。この新しいコンピュータが届いた時、組合員はわが目を疑った。通常、こうした話題は労働組合の情報にはならないものだ。だが、職場の物的環境も組合が交渉し実現することができることなのである。組合員が要求について考え、議論する際、とりわけ賃金やその他の労働条件が必ずしも悪くはない場合には、職場の物的環境についてはしばしば忘れられてしまう。もっと大きな机が必要ではないか? もっとマシなロッカーはどうだろう? コンピュータは? 研究費用は? こうした事柄は、「伝統的」には組合の要求ではなかったとしても、やはり全て要求項目として考えるべきである。こうした事は、仕事の能率を改善し仕事をより快適にする物的環境だからだ。

 
そして、お金の件

組合員には長年に渡って賃上げはなかったので、こうしたことへの対処として、われわれは最低15万円の年収増を要求した。学校側は何と言ったか? 1年契約の労働者の雇い主の誰もが言う通り、「先生方は全員、個々に契約をしておられますので、賃金の引き上げは個々の先生方への評価次第です」と。

さて、われわれの組合員は自分がどう評価されているかは知らないし、また、長年に渡って賃上げはなかった。こうしたことを何ら考慮することもなく、学校当局は相変わらずの言い訳を繰り返した。ただし、彼等は本当の理由も漏らした。

彼等はわれわれに、日本人の教師にもたくさんの1年契約の人達がいて、この人達にも賃上げをしたことがない、と言うのだ。組合に賃上げの成果をもたらせば、日本人の教師達が組合に加入することを促すことになる、ということである。

学校側は、自分達が立ち往生してしまったことがはっきりとわかった。自分達の言い訳が不誠実団交と同じであって、それが労働組合法に明確に違反するものであることが分かったのだ。

で、学校側はどうしたか? 組合員それぞれ毎に賃上げを行った。われわれは、学校側が組合との交渉を行わなかったことは良しとはしないが、組合員が賃上げを勝ち取ったことについては歓迎した。

われわれは、以下の警告を学校側に伝えた。「今後も賃上げは引き続き要求するし、また、今後は今年のように柔軟には対応しない」と。

 

 

 

 

 


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