ジオスと丸善の全国争議

東京・日本橋に本社をおく「丸善」は、森住書店を買収し、徳島進出をしてきた。吉村社長は「121」という店名でビデオやCDなどの多角経営も推進してきた。ところが商法改正で資本金の裁定が1000万円になったのを口実にして、5月末をもって閉鎖―全従業員解雇を強行した。大半の株を、丸善本社が持っていながら、わずか700万円の増資ができない、というのだ。全国一般全国協に結集した労組員たちは、連日行動に決起し、徳島のマスコミに出ない日がないほどである。

一方、英会話学校全国チェーンの「ジオス」では、昨年11月に、ゼネラルユニオンの支部が結成され、労基法違反の是正など、成果をあげてきた。そして外国人と日本人の女性講師を中心に、労組加盟も大きく拡大をしてきた。だがこれに危機を感じた会社側は、支部委員長のデニスさんに3月、契約更新拒否の攻繋をかけてきた。
予告後すぐに「大阪総行動」で反撃。以降、関西各地のジオスで「ストによる休講」が続いている。「こんな優秀な先生を解雇するな」と、若者から管理職まで色々な人たちで「生徒会」もできて、代表十数名による抗議交渉までもたれた。そして解雇期限直前の6月末、労組としては初めての「ハンスト」に突入した。

 

豪雨のさ中であったが、外国人たちは各自の授業をストでとばしつつ、ジオス梅田校前に結集。生徒たちも、カンパや署名に協力しながら激励を続けた。デニス委員長のハンストは4日間も貫徹、ドクターストップにまで至った。

ジオスは徳島で創業され、全国化した歴史をもつ。6月15日「全国一般関西ブロック」は、丸善と結合した徳島総行動を展開した。京阪神からも、カナダ女性を含む15名の代表が参加。100名もの抗議団で市内をデモ行進した。
現在のジオス本社は、東京大崎にあり、二つの争議は、本社・親会社攻めに重点が置かれるであろう。既に、5月末から丸善の仲間は東京での抗議を開始しており、ジオス本社にも全国一般全国協が団交要求をしている。
両争議は共に大阪労働者弁謹団の協力で、法廷闘争も開始した。「解雇係争中のビザ延長」も取った。全国の支援で、一刻も早い解雇撤回をかちとろう。