エスニックレストランでのインド・ネパール人組合員の闘い

最近ブームのインド料理の店は、全図各地で急増しているが、絶え間ない人権侵害と労基法違反などの、労働問題が山積している。関西で最も悪名高いのは、「ピナカナ」で、これまで多くのインド・ネパール人コックが、裁判を余儀なくされ、暴行をうけ、絶望のうちに帰国させられていた。
ゼネラルユニオンが、こことの団交を開始してから、やや改善されたが、労使協定調印の帰りがけにも社長が「覚えておけよ、今度来たら、足の骨をバラバラにしてやる」と、ユニオン本部のマイク書記長に毒づく始末。

 

しかしこれらの成果がクチコミで伝わり、北海道から九州までのレストラン労働者からの相談が、ゼネラルユニオンに寄せられることになった。顕著な問題は、入管に出した雇用契約より低賃金の二重雇用契約書の存在、不当に多額の給与控除の経費請求(アパート代・光熱費・ビザ手続?費用)等。本国と日本の悪徳派遣ブローカーの介在、それに、インド領事館も癒着するなど、国際的人権問題ともなっている。

 

労基法違反は無数にあり、現在係争中で、大阪・京都・博多にある「アショカ」でも、賃金未払い・雇い止め・年休ナシ・残業手当ナシなどで、週45時間労働の一雇用契約書を入管も見落としていた。
しかし、遅ればせながら、労基署も動き、勝利解決も近い。このゼネラルユニオンでは、「チタチタ」や、キューバのシガーバー「ハバナ」などでも勝利解決が、続いている。
一方、好意的なレストランも多く、「インド労働者への支援に感謝する」と、激励電話をかけてきた経営者もいる。またユニオンはこれまで、フィリピンとタイの領事館から招待され、感謝状を受け取ったこともあった。うれしいことに、関西や東海のショットバーなどの「外国人バー」には、経営者の賛同のもと、ゼネラルユニオンへの加盟案内のリーフレットが置いてあり、それを読んで相談に来る労働者も多い。

ゼネラルユニオンのホットラインは、主に英語と日本語であるため、ヒンズー語等、たいへんであるが、ユニオンの外国人スタッフと相談者が、カタコトの英語と日本語で必死に語り合うさまは、さすがに「多国籍労組」と言った感すらする。