外国籍労働者、相次ぐ勝利

直接雇用勝ち取る
ゼネラルユニオンは、派遣会社P社で組合員3名の「社会保険一斉確認請求」で会社を追い詰め、2年前からの社会保険遡及加入だけでなく、 多くの要求を貫徹した。
だが派遣元会社には勝利し たが、一部の仲間はクボタの専属工場である派遣先の大仙工作所 (大阪・堺市)から 「派遣切り」にあったままであった。
ユニオンは「両社は偽装請負だ」と大阪労働局に申告し、 派遣法違反が認定され、両社に是正勧告がなされた。違法派遣は永く、いまさら派遣や請負に戻ることは許されな い。そこでユニオンは派遣先 の大仙工作所に「まともな直接雇用」を要求したが、「従業 員ではない」と団交を拒否してきた。ユニオン南米支部は、全港湾大阪支部のクボタ争議とも連帯し、日系組合員相互の同時争議と共同行動が広がっていった。
そのようななか、ユニオンは大阪府労委に、12名の直接雇用を求める斡旋を申請、1 1月3日に待望の全面勝利和解が成立した。
「大仙は、直接雇用を希望する全組合員を2月より直接雇用する。有期契約は更新を前提とする。社会・雇用保険にも加入する」等の権利が認められた。
失業給付も切れ、P社から獲得した解決金で生活を維持するなど苦労してきたが年末を控えた直接雇用開始で、プラジル人労働者たちは、勝利を実感している

●「英語講師使い捨て」に勝利
甲府では外国人英語講師を派遣や偽装請負でなく、直接雇用しているマシな市教委がある。初任給も34万円で悪くはない。だが、一時金・退職金・諸手当はなく、何年働いても1年契約で昇給もなかった。
ところが今秋、突然5万円の賃下げが通告され、しかも遡ってカットするという滅茶苦茶な提案があった。理由は再来年からの小学校英語必須で外国人講師の増員が必要なため、今のうちに予算を圧縮しておきたいという外国人使い捨て差別の動機であった。
ゼネラルユニオンは間髪を入れず、5名で甲府支部を結教委に通告した。するとすぐに、遡りカットが撤回された。
さらに、ユニオン本部の委員長・山原が甲府に乗り込む前日には「今年度中はカット しない」と回答が修正された。
そして、団交本番では「来年度も賃下げしない」となり、その夜は、勝利パーティーで盛り上がった
以降も交渉が重ねられ、永く雇用不安のもとで働いてきた有期労働者にとっても、以下の画期的回答を勝ち取ることができた。

1. 委嘱状のみで永年更新してきたきた慣行を改善し、労基法の定める雇用契約書を締結。
2. 事前同意なしに提案した賃金ダウンを撤回。
3. 来年度も月額を保障。
4. 契約が継続更新型であることを認め、毎年実施してきた面接と履歴書を廃止。
5. 労働条件変更は、個別組合員にあたる等の不当労行為を行わず、ユニオンとの 事前協議に付す。