今こそ更に広範囲な絆を 協同センター・労働情報共同代表として

私は、総評全金の南大阪オルグ であった頃、伝説の大阪集会や「労 働情報」創刊に立ち会い、それ以来、40年がたった。十年一昔、と 言うが、その後、何回も世界が大激動した。 しかし、戦争と平和、敵と味方、 左と右、などの構造が、ますます 見えにくくなっており、「平和、左翼、新左翼」など戦後社会の様々 な座標も、差別的排外的な「左右 のナショナリズム」の前で凍っている。
総評や国労の解体と共に、日本の労組は「労戦統一という分裂」をくぐった。しかし、現在の各ナショナルセンターの苦闘をはじめ労働組合の混迷を目の当たりにす る今、「労戦再編」とは何であったのか。日本労働運動の再生は可能なのかを自問自答せざるをえない。

ゼネラルユニオンを基に

私は1991年、「連合行き」を辞退後、「ゼネラルユニオン」という多国籍労組を立上げ、仲間の応援を得て、「雇用形態にも、国籍にもとらわれない労組」の全国ネットを構築することができた。 政治課題の混乱と変容に比べると、職場や地域の現場に根ざした、雇用や権利や生活にこだわる労働運動はブレにくい。「展望がない。総括が出ない」などといった消耗や転向はありえない。
しかし、非正規主体、労働法制・労働基本権などの運動確立など新たな質の活動を提起しないと、これも保守化し、小さくなっていく。

世界の労働者と連帯し

だからこそ、まともな自立した労組が、各地に無数に必要である。しかもそれは、バラバラかつ狭い労組では、継続していかない。争議勝利はもちろん、原発廃炉や震災復興など、社会的労働運動で全国共闘し、かつ、世界の労働者とつながらなければならない。私は、中国をはじめ全世界で多発する争議、さらに台湾・香港での若者の決起に感動し、国際連帯を模索している。
「労働情報』が永年、継続発行できてきたこと自体が皆の財産であるが、闘いの現場での情報交換の重要性は今後とも増すばかりである。各地・各職場で奮闘し続けている皆さん。今こそ、共闘を通じ、誌面を通じ、さらに広範な絆を実現しようではありませんか。