ALTに関するQ&A

 私(ゼネラルユニオン東海支部兼支部長 マイケル・ノーモイル)は、愛知県内のXO公立高等学校で20年以上英語を教えているA先生にインタビューして、英語指導助手(ALT)の派遣雇用・業務委託の問題について、お伺いしました(県教育委員会によれば、現時点では、ALT26人を直接雇用し、14人をインターラク社からの業務委託としています。2010年度から、そのALTを全員業務委託とする予定だそうです)。

Q 1 A 先生の学校で働いている英語指導助手(ALT)は、どのような身分で働いていますか。

A 愛知県教育委員会に直接雇用されています。

Q 2 ALTは、「チーム・ティーチング」という形で、日本人先生(JLT)との協力下で英語 を教えています。その「チーム・ティーチング」は、具体的に、どのような作業過程ですか。

A 一般的に両者の教員が授業の前に打ち合わせをし、教室においてはALT主導でJLTが 補助にまわります。

Q 3 愛知県教育委員会が、ALT26人を直接雇用とし、14人をインターラク社から 業務委託としています。英語教育に対して、「業務委託制度」は、利点がありますか。

A この「業務委託制度」に何の利点も見いだせません。業務委託のALTは授業の 打ち合わせができませんから。

Q 4 派遣・ 業務委託のALTは、場合によって、安い賃金(最低の場合、月給およそ  180,000円)、社会保険・雇用保険未加入等の悪条件で働いています。また、会社に「有給休暇を取らないように」と言われています。その労働条件について、どう思いますか。

A このような劣悪な労働条件のもとで、良い教育をするのは難しいと思います。とても 信じられない労働条件です。日本人の教員はこうした事実を知りません(情報宣伝をしたほうが良いかもしれません)。年休なしで働くのは、労基法違反ではありませんか。

Q 5 インターラク社は、所属のALTに毎年度の健康診断を受けさせてくれません。その事情 について、どう思いますか。

A 健康診断は本人以外に生徒のためにも重要なことです。もしALTに疾患があった 場合、それが生徒に伝染するおそれがあります。日本人の非常勤講師でさえ健康診断が義務づけられています。

Q 6 愛知県教育委員会は、将来にわたって、ALTの業務委託を続けるべきと思いますか。

A いいえ、 県教委はすべてのALTを直接雇用すべきです。良い労働条件があってこそ良い教育ができるのです。

 


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